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【積み木の会場】は、飛騨産業の圧縮技術でつくられた『積み木』で構成されています。
重ねた積み木は、同じく圧縮技術の応用でつくられた、曲がる、薄い、『つる』のようなシートでまとめられています(『積み木』と『つる』は、圧縮技術の2つの特性、”実用性”と“自由度”を象徴する存在でもあります)。
『積み木』で会場内に、一本の大きな流れを形づくります。訪れた人は、杉のにおいを感じながら、川を下るように歩みを進めます。出展者が伝える「新しい建築の楽しさ」を受け止めながら・・・たどり着いた先にはローディングベイ(テラス)があり、訪れた人は、ここで改めて全体を見つめ直す事が出来ます(ローディングベイを、訪れた人が「新しい建築の楽しさ」を見つけるための作業場としても機能させたいと考えていました。また、会期終了後は、この『積み木』を子ども達に届ける企画を提案しました)。
私たちは、この『積み木』と『つる』を、「新しい建築の楽しさ」を形づくるための材料・技術の象徴として捉えました。誠実な技術者が創造的な未来を物語る様が伝わるような提案を目指しました。
(技術提案書より抜粋)
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095_cp_ H産業会場構成コンペ _【積み木の会場】 意匠 : 菊池甫 企画協力 : 山本展久(山本展久アトリエ荒川企画室)
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